協会理念

International Association of Life Consciousness
国際生命意識協会®とは

問題が山積し、混沌とした今日の世界。

教育と生活、健康と医療、農業と食糧生産、科学と技術、経済と労働。

競争に勝つことや利益を得ることが最優先されることにより生じた無理やひずみが大きな問題となって水面下から噴出し、尊い生命が犠牲になって初めて方向転換を迫られる…といった出来事に事欠きません。

問題が国家というレベルで生じているのであれ、個人というレベルで生じているのであれ、問題の原因は「本来尊重されるべき生命がなおざりになっている」「本来あるべきバランスや調和が崩れている」ことにあるのではないでしょうか。

もちろん大きく複雑な問題を解決するのは、簡単なことではないことはわかっています。

しかし最終的にそれらの問題を解決へ導く処方箋はないのでしょうか。

個人のみならず地球の未来にも影響を及ぼす「選択」の質

諸問題を解決する鍵は「私たち一人一人がもつ意識」であると考えます。

あらゆる物事は、「過去」になされた選択の上に成り立っています。
それら選択の積み重ねとしての結果が「現在」であり、さらに、これからの選択が「未来」を創り出す。私たち一人一人がこれから積み重ねる選択は、個人と地球の「未来」にダイレクトに影響を及ぼします。

不均衡や不調和を正し、本来のバランス、調和を取り戻す方向へ。生命にたいして「破壊的な結果をもたらす選択」ではなく、生命を「育み、慈しむ選択」をしていく必要があるのではないでしょうか。

では、その「選択」に影響を与えるのは、何でしょうか?

諸問題を解決する鍵は「私たち一人一人がもつ意識」であると考えます

それは、私たち一人一人がもつ「意識」であると考えます。

世界はエネルギーでできているという事実は、よく知られています。
肉眼で見ることのできる物質も、もとはエネルギー。
肉眼で見ることのできない力も、エネルギー。

自然も人も、全てはエネルギー。

自然界には光や水や風などのエネルギーが循環し、生態系を維持しています。
動植物は、食べ物や光を取り入れ、生命活動を維持するための原料となるエネルギーを得ています。人間も、水や食物を摂ることでエネルギーを得て、生命を維持しています。

人間がつかう電気も誰もが知るようにエネルギーで、
水の流れる力、火の燃える力、原子の核融合の力を、電気というエネルギーに転換していますし、
それらエネルギーを使って、さまざまなモノも作り出します。

 

これらのエネルギーそのものに、良いも悪いもありません。

しかし人間の意志というエネルギーはどうでしょうか。
どのようなエネルギーを、どのような目的で、どのように用いるか。

その意志、選択は、生命を持続し発展させるポジティブな結果も、生命を破壊し衰退させるネガティブな結果をも、創り出すことができるのです。

意志決定の質を左右するのは、それを行う人々の意識である

その選択、意志決定の質を左右するのは、まさにそれを行う人々の「意識」です。

「意識」を形作るのは、記憶、感覚、感情、思考、経験、判断、直観などの総体。

つまるところ、人間の「意識」のありかたが諸々の「力」「エネルギー」を、どのような目的で、どのように用いるのかといった選択や意志決定に影響を与えます。

それらの「選択」が未来を創り出していくのですから、生命に対して肯定的な「選択」を生みだすために、肯定的な意識の質が大切なのは、明らかです。

一人一人の意識がポジティブな未来を導き出す力になる

一人一人の「意識」が「生命を育み慈しむ」方向へ向かうなら、生命に対してより肯定的、つまりポジティブな選択や意思決定を導き出すことになります。

知ること、学ぶこと、経験すること、による意識の変化は、

感情の変化、思考の変化、態度の変化、行動の変化、意思決定への変化、現実の変化、世界の変化、未来の変化へとつながる。

すべて在るものはエネルギーを持ちます。エネルギーは力。

「意識」もエネルギーであり、力です。

小さな個々の力も、集まればより大きな力になり、大きな波を創り出すこともできるでしょう。

Vision
ビジョン

当協会は、生命の一体性に共鳴・尊重する意識という力を醸成し、世界がよりよい場所になるために私たち一人一人ができるさまざまな種類の課題や貢献に取り組みます。
そのために、さまざまな分野の専門家や実践家の方々と協働し、意識の発展を目指す方々のための「人生の大学」生涯教育の場を創出することを目指してまいります。

人間としての進化成長、ひいては地球生命の調和的で平和な未来を、「意識という力」を合わせて実現したい。それが、当協会の設立の背後にあるビジョンです。

 

Our Philosophy
当協会の理念

国際生命意識協会

当協会は

1)生命の一体性に関する経験・知見を幅広く集め

生命の本質および一体性について、世界に存在する良質で実効性のある研究・実践方法を国内外から集め、

2)一人一人のいのちが輝くための実践方法を伝え

実践可能なライフスキル、教育コンテンツへと変換し、提供することにより、人々の意識の成長および人生の質の向上に貢献し、

3) 生命意識を体系化し、教育の一分野としての社会的理解・認知の向上を図る

各分野において先駆的な研究に取り組んでおられる専門家、実践者の皆様方と協働しながら、生命意識の体系化、社会的認知の向上を目指します。

様々な領域の専門家・実践家と協働し、実践的教育コンテンツを提供

「生命意識」の発展へと共鳴くださる専門家の方々、そして健やかで幸せな人生を生きる秘訣を実践されている実践家の方々と協働し、実践的知識や技術をお伝えすることで、意識の向上を図り、人生の質の向上―健やかさ、豊かさや生きがい、幸福に貢献する教育事業を行います。

 

「生命」Life「人生」livesにはさまざまな領域があり、一つ一つに価値があります。

生命意識

 

人生の質の向上をもたらす教育事業に、以下のエリアを中心に取り組みます。

意識の質=人生の質(広義のQOL)の向上に役立つ知識とライフスキル

  • ● 健康の質(QOH)を向上させるコンテンツ
  • ● ワークライフの質(QOW)を向上させるコンテンツ
  • ● 幸福・生きがい(QOR)を向上させるコンテンツ

Creation of an educational platform that provides quality content
クオリティ・コンテンツを提供する
教育プラットフォームの創成

世界には、人生を向上させる本質的な教えや具体的な方法が存在しますが、それらの価値や意義がいつも十分に知られているとは限りません。そして、そういった教えや方法を知ることができるのはしばしば少数の人々に限られています。

時を経て磨かれ、洗練された教えや方法が、その創始者や提唱者、または少数の継承者とともに、世の中から消え去ってしまっては大きな損失です。

当協会は、それらの教えや方法を、再現・実践が可能な形へとまとめ、人々へ提供する教育プラットフォームとしての役割を果たしていきます。

いつの時代も、それら本質的な価値をもつ知恵や技術は、次の世代に引き継がれるからこそ
進化発展していくことが可能であると考えます。

BRIDGE TO CONNECT
「つなぐ」架け橋としての役割

専門家と実践家が協会を通して協働する

専門家(プロフェッショナル)にとって:
価値ある研究・実践コンテンツを、協会という「プラットフォーム」を通して「実践可能な、伝わる形」へと変換、結晶化させ、普及することができます。実践家からフィードバックを受け取ることにより、コンテンツを一層磨き上げていくことができます。
実践家(プラクティショナー)にとって:
信頼できる価値あるコンテンツを、協会という「プラットフォーム」を通して「受け取り」「伝えていく」ことで、教育事業に携わり、実践家として専門性や経験を高めていくことができます。専門家へのフィードバックを行い、コンテンツを一層豊かに協働で育てていくことができます。

このように、協会は、 専門家にとっては研究結果を実践世界へと提供するためのプラットフォームとなり、 実践家にとっては実践方法を受け取り、人々へ提供し、専門家へフィードバックしさらに洗練させるためのプラットフォームとなります。

このようにして協会は、専門家と実践家とをつなぐ「架け橋」となります。

異なる領域の専門家・実践家が、生命意識のもとに集い、協働する場

縄張り主義、排他主義、権威主義的な態度は、互いに学ぶこと、協力すること、共存共栄することを困難にします。これらは未熟さの現れであり、克服されていくべき問題です。

当協会は、互いに学び合い、互いの道のりを尊重し、共に成長、発展する姿勢、オープンに語りあい、協働する姿勢を大切にします。究極的には、私たちは一人一人が異なる結晶でありながら、全体として一つの世界を構成している、互いにそれぞれの部分であるのです。

このように異なる領域で活躍する人々をつなぐ「架け橋」となります。

形而上学と形而下学の架け橋

「生命」の普遍的な本質はエネルギー

宇宙も人も、その本質はエネルギーであること、エネルギーであるからには波長・波動をもつこと、 現代では、各分野で傑出した研究を行う科学者たちが、「意識は物質に先立つこと」つまり肉体より先に霊魂が存在すること、「人が亡くなると肉体は朽ちるが精神は霊魂として宇宙に放出される」ことを主張しています。

医学者たちは、彼らの「高次世界」「愛」「霊的構造階層」に言及しています。とくに医学界においては、「人の生死」や「健康や幸福」の問題に深く関わる気鋭の研究者、実践者が、「臨死体験」や「高次世界」の存在を確信する体験を通じて、その存在を主張しています。

 

「人はなぜ存在するのか」「生を終え、死する存在はどこへ行くのか」

人間の普遍的な本質である「霊性」、世界・宇宙の原理としての「一体性」の思想を、生命意識は包含します。生命、人間、宇宙。それらすべては「一つ」であるということ。生命意識は、「生命」に関するより深い「知」とそれへのより深い「愛」そして 宇宙ー人類を含む「コスモロジー」であると言えるのです。

 

分離しているのは人間が創り出した「分類」のほうであり、人間という存在の根源を探究し、生き方、人生哲学、問題解決へと応用していくのが、真の「霊性教育」といえるでしょう。

国内外で、医師、直観コンサルタント、代替医療の教授をはじめ、これから様々な分野の専門家であり先駆者である方々に参画していただきながら、「生命は本来的に一つであるという意識」を軸に、分野を創り上げること、横断的な交流、知恵や実践の結集、の寄与。

このようにして、協会は、そのプラットフォームという機能・役割を通して、異なる世界の「架け橋」となることをも大きなビジョンとして描いています。

SOCIAL CONTRIBUTION AND SUSTAINABLE GROWTH
持続可能な成長と社会貢献を両立するために

協会の事業目的は、人生の質を向上し、生命意識の向上に寄与するべく、事業を進めていくことと考えています。

しかしいくら内容が素晴らしくても、事業が成り立たなければ存続していくことができません。社会は自由経済という仕組みの中で機能しており、私たちはその社会の中で生きています。人が社会生活を送るうえで、仕事と経済という面を切り離すことはできません。

価値ある事業を続けていくためにも、また本来的な意味でも、人を意義ある活動や充実した人生へと駆り立てる「意欲」やそれを支える「資源」も無視すべきではないと考えます。

 

慈善事業には「原資」が必要です。例えば製品を世に送り出している多くの企業は得られた収益のなかから慈善活動にその利益の一部を拠出しています。公共福祉・サービスはその原資が税金であり、国民からその原資を調達して、サービスを提供しています。

私たちは、潤沢な資金があるわけではなく「原資」となるものをもちませんので、 「経済的にも持続成長が可能な社会貢献」に重点を置き、私たちが目指す教育事業を実現できる仕組みを採用しています。それが「協会という仕組み」であり、協会が行う「認定資格事業」です。

Advocacy of “life consciousness”
「生命意識」の提唱

当協会は、生命全体を「一つ」と捉える「生命の一体性」を提唱します。

生命とは、私たちが住むこの母なる地球を含む宇宙全体、存在のすべてを指します。

生命意識の3つの基本原則

協会名の一部である「生命意識」という言葉は、次の概念にもとづいています。

  • ①生命の根源・・・意識が物質の先に立つ
  • ②生命の本質・・・すべてはエネルギーであり、振動しておりバイブレーションを持つ
  • ③生命の一体性と進化の永続性・・・生命は一つであるところから生じ、分かれ、究極的には一つであるところへと還り、進化発展を続けていく

一体性とは ONENESS OF ALL THAT IS

一体性とは、存在するあらゆるものの元は「源となるエネルギー」であり、あらゆる存在は同じ根源から生じ、多種多様な発展を遂げながらも、一つにつながっており、互いに欠くべからざる部分であることを前提とした生命観、宇宙観です。「ワンネス」一体性の体系的理解においては、多様な生命はひとつにつながるもので、すべての存在は、一つの源から異なる段階を経て生じ、分離し、下降しながら、拡散していったものが、今度は、融合し、上昇しながら、究極的には「一つ」であるところへの意識へと、還っていく。

人が探究する分野には様々なカテゴリーがあります。しかしそれらの底には「生命の本質的理解」が流れていると捉えます。

 

生命意識

 

Experts who resonate with the ideals of the association
協会の理念に共鳴される専門家の皆様

様々な領域の専門家-当協会のアドバイザリーボード

「生命」は単に人間生活だけを意味するのでなく、その関連する分野はあらゆる領域に及びます。それを象徴するのが、当協会のアドバイザリーボード、異なる領域の専門家の先生方です。

協会のアドバイザリー・ボードとして、萩原優先生(医学博士)、長田夏哉先生(医学博士)、後藤裕先生(医学博士)、マーガレット・ロジャース・ヴァンクープス先生(医療催眠・行動科学の博士・教授、英国の名誉ミディアム)、リン・ロビンソン女史(全米で著名な直観コンサルタント)にご就任いただいています。

 

今後、医療、健康、哲学、心理学、地球環境、科学、教育、社会システムなど、さまざまな領域から理念に共鳴くださる専門家の皆様と交流しながら、「現代のエラノス会議」+「生涯教育のプラットフォーム」たる協働の場を創出していきたいと願っています。

 

Seven action guidelines at our association
当協会における7つの行動指針

  • 1) 生命の一体性への愛と理解
  • 2) 質に対する誠実さと識別力
  • 3) 見えない事柄を扱う責任と倫理の尊重
  • 4) 競争・排他主義・自我の克服
  • 5) 学び合い・助け合い・喜び合い・分かち合いの奨励
  • 6) 社会との信頼関係の醸成
  • 7) 高次意識にねざした展望
  •  

Future Vision
未来ビジョン

当協会は設立間もない小さな協会ですが、小さな規模に全くふさわしくない、大きなビジョンを描いています。

それは「生命の一体性」を軸に、東西のさまざまな専門家や実践家が集まり、交わり、学び合い、協働しあえる組織を創り出すことです。そして、人類の精神性、平和、調和的な進化発展に寄与することです。

<生命の一体性>に共感・共鳴くださる専門家や実践家のみなさま方とともに教育事業を行い、人生の質を向上し、より幸せで調和的、平和な世界の実現に貢献する「人生の大学」となるという大きなビジョンを抱き、このたび一般社団法人国際生命意識協会を設立いたしました。

日本において設立された意味

 

日本において創設された意味

日本において日本人によって創設された意味があると考えます。

1)異分野、異文化が交わり、垣根を超えた尊重と協働の場

八百万の神々、多様性を受け入れる土壌をもつ、 分野と分野の壁、専門家と実践家との壁、地域と地域の壁。国と国の壁。セクショナリズム(割拠主義、排他主義、縄張り意識)を超え、互いに交流し、研究や実践などにおいて協働すること。

2)日本人ならではの質、人生の質を高め

必要な体系的なカリキュラム、資格制度を構築して参ります。インストラクター、教育事業を通じて、日本の人々の人生の質の向上に貢献する

3)日本発の教育事業、創成

日本人が人生を生きるとき、物事に取り組むとき、そこには何をするにも精神性が宿っている。「神道」「武道」「茶道」「華道」などそこには「道」があります。道とは、形ある具象と、形のない抽象の両道をいくもの。形あるなかに、精神が宿っている。形、つまり型だけを捉えるのでは至ることのできない、調和や達成。それを会得することを価値とする文化が日本にはあります。そうした形と精神が結晶化したものが「道」となって引き継がれ、精神性を伴って伝達されてゆく。霊性、精神性についても、日本から、世界の人々へ発信していける組織へと成長していきたいと願っています。